世界に産する紙の中でも日本特有の和紙は、強度にも優れ、古来より様々な用途に使われてきました。
ただ字や絵を描くにとどまらず、紙縒りにして組み立て、漆を塗る事により強度のある器物ともなりましたし
紙子(かみこ)や、紙を原料にして織り上げた紙布(しふ)で作った着物は、耐久性も着心地も相当な物でした。

名称 画像 産地 大きさ(p) 私的コメント
切紙
宮城県
志津川町か
15×10
(縦×横)
宮城県各地では、お正月を迎えるに当たって神棚に種々の吉祥柄の切り絵を
飾る風習があり、「きりこ」「おかざり」などと呼ばれています。

ちなみに、こちらはお土産用として伝統技法を活かした上で、実際に飾られる物を
小型化したものですが、それでも十分に技術のスゴさは伝わってきていると思いますし
三宝の上に乗った鯛や、扇、福袋など、おめでたい雰囲気もたっぷりです。

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