地神 ミノリヒメ:キャラクター設定資料

名前 ミノリヒメ(真名は【美野里比売命:ミノリヒメノミコト】)
性別 女性
年齢 この地域での信仰が生まれた時期から推定して、700歳ほど。
身長 170センチほど
体重 普通の人間並みだが、自身が纏っている羽衣の力により、かなり軽減されている。
種族 地神(ぢじん):本来は大地を司る神だが、農家の間では農業神として信仰されてきたため、性質が変質している。
能力 草木や田畑に実る作物を守り、育て、増やす程度の能力。(※これ以外のことは一切出来ない。)
一人称/二人称 わらわ/そなた
性格 とても鷹揚。ただし、おっとり&天然ボケタイプという訳ではない。
持ち物 種子瓶:さまざまな植物の種が詰まっている瑠璃色の小瓶。
ミノリヒメの本義である、地神の象徴としてのアイテム。

鍬:農業神としての側面を象徴するアイテム。
ただし、絵姿に描かれているため所持だけはしているが、平時においては基本的に使用しない。
設定 耕一や作蔵の居住している地域(神奈川県北部〜東京都町田市あたりの地域を想定)の
「講」において、農家の人々により、篤く信仰され、代々祀られてきた地神(ぢじん)。

通常は自身の絵姿が描かれた掛け軸を依り代としており、これまで人前に顕現する事は一度も無かったが
時代の流れと共に周辺地域の宅地化による農林地の減少や、農家自身の高齢化&跡継ぎ不在等の問題により
今まで講の中において地神を信仰していた農家が転廃業していき、ついには講そのものが解散してしまう。

そして、ただ一人残った作蔵が講のリーダーであったことから、解散の際に絵姿を描いた掛け軸を託され、
その後は農業の傍ら、作蔵が細々と祭祀を続けてきたが、ある時、作蔵から健康面での不安による祭祀の
維持が困難になった事を告げられ、どうせこのまま自身が消失するならば、最期に作蔵の願いを叶えようと
ニートである耕一を説得するために顕現したが、成り行きの都合上で耕一と契りを結ぶハメになってしまう。

ただし、ミノリヒメ自身は あくまでも成り行き任せを楽しんでおり、
「人間の【想い】によって生み出されたからには、神の存在は決して永遠では無い」という認識の下、
自身の存在の行く末については、まったく執着しておらず、むしろ逆にサバサバした考えで過ごしている。

なお、周辺地域においても、かつては他にも多くの地神たちが祀られていたが、
講の解散や、信仰自体が衰退した事により、いずれも既に存在が消失しており、
現状では、ミノリヒメだけが唯一残っているといった状態になっている。
性質 妖精などのように自然発生したものとは違い、人間の【想い】によって生み出された存在のため、
信仰という形態を通して【想い】を蓄積していかないと自身を維持する事が出来ず、最終的に消失してしまう。
備考 以下に掲載する技は、「想い」が身体に十分に蓄積されている、
平たく言えば【万全モード】とでも言うべき状態の時のみ、使用する事が出来る。

無論、こういった技は、本来は一切人間の前に姿を現す事がないという性質上、
そもそも使う必然性は全く無いが、あくまでも「神として持ちうる超常能力」という事を
視覚的・感覚的に実感させるため「こういう事も普通に出来る」という意味合いで掲載。
通力(特殊能力)
鍬を振り下ろして地面に打ち込む事により、自身の前方に土砂を猛烈に吹き上げさせ、
高さが十数メートルにも及ぶ防壁を発生させる。
手にしている種子瓶から種を取り出し、言霊を詠唱しながら前方に向かって投擲すると、
種が一瞬にして発芽→成長→蔦(つた)となって伸び、真横方向にいる対象に絡みつき
一定時間行動不能にする事が出来る。
大地の中に存在する「気」を集め、身体の保存・保持(=体力の全回復)を高速で行う。
ただし、自身の周囲に植物が植生していない場所や、むき出しの地面の無い場所においては
実行する事が出来ず、仮に行ったとしても、得られる効果は著しく低くなってしまう。

 

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